経験を活かして公務員に転身
仕事もプライベートも以前より快適に
建設部
建設課(技師)
M.Tさん/2022年採用(社会人経験有)
※所属などは取材当時のものです。
市民の役に立つというやりがい
プライベートタイムも充実
入庁してから建設課の維持係に配属され、3年目になります。
前職では国や県などの公共事業に携わっていたこともあり、公務員の仕事はある程度イメージができていたものの、維持係での仕事はこれまでとは視点が変わりました。
前職では発注する役所の方とのやりとりが中心でしたが、今は市民から直接要望をお聞きすることが多いので、市民のために仕事をしているという感覚が強くなりました。内容は道路や橋の補修、公園の除草管理など大小さまざまですが、はじめて市民の方から直接感謝の言葉をいただいた時はとてもうれしかったですね。
労働時間や休日にも良い変化がありました。仕事が終わる時間は比較的早くなったし、土日は完全に休みになったので、家族との時間がたくさん取れるようになりました。
言いたいことが言える環境
業務以外のプロジェクトにも参加
建設課は私のように民間からの転職者も多いせいか、あまり役所っぽくなくて、外の空気を受け入れやすい雰囲気です。民間よりも上下関係が厳しくないというか、言いたいことを言える環境なので仕事がしやすいと思います。
他部署の職員との交流もあります。以前、使わなくなった地下食堂の再生プロジェクトのメンバーになったことがあり、いろいろな部署から若手職員が集まってキャンプ場風のフリースペース「ちかしょく」を作りました。休憩やミーティングなど自由に使える場所なのですが、メンバーがさまざまなアイデアを出し合いながらDIYで作り上げました。業務外の活動でしたが楽しかったですね。
民間と公務員の違い
市役所ならではの仕事は魅力的
民間企業から公務員になってから心掛けていることは、何事にも “公平性を持つこと”です。市民の方々から寄せられるご要望の中には、たまに判断に迷ってしまうこともあるので、市役所の職員として芯がぶれない判断ができるようになりたいですね。今の上司はその基準をしっかりと持っている方なので、学ばせてもらう部分が多いです。
今の業務は既にある道路の保守や修繕がメインですが、建設課は新たなまちを形作っていく部署でもあるので、いつかは道路や橋をゼロから造る仕事にも携わってみたいですね。
民間企業の場合、事業の一部に携われることはできますが、事業の完成まで携わる事はなかなかできません。計画から完成まで一貫して携わることができるのは、市役所(行政)の仕事ならではの魅力だと思います。
優先したかったのは“転勤がないこと”
この地でずっと働ける仕事に就きたかった
大学を卒業し、新潟県内に本社があるゼネコンに9年ほど勤務していました。
全国各地に拠点を持つ上場企業だったので、転勤は付きもの。結婚をして、その後子どもを持つことを考えたときに、私の中では「転勤のない仕事に就きたい」という想いが募り、転職を考えました。
これまでの技術者としての経験を活かすことや、転勤の有無や給与などさまざまな面を総合的に考えて、公務員という道を検討しました。
そんな中、三条市で社会人経験者採用で有資格者枠があり、応募しました。私は一級土木施工管理技士の資格を持っているのですが、この資格を持っていると当時の試験では試験科目が一部免除されるので入りやすいというメリットを感じたのも三条市を選んだ理由の一つです。
短期間ですが前職では三条市で生活をしたことがあり土地勘や親しみがありました。三条は都会過ぎず田舎過ぎず、住みやすい土地ですね。